熊本県はたけのこの産地として名高く、生産量は全国3位となっており、中でも山鹿市は鹿北地域を中心に生産が盛んに行われ、熊本県内1位の生産量を誇ります。
竹林はきれいに整備され、その赤土の中でゆっくりと育っていきます。わずかに地面を持ち上げるころのおいしいたけのこを収穫するためにも、丁寧に手入れが行われています。
収穫時期は12月から4月にかけて行われますが、早い時期のたけのこは高級食材として関東・関西方面への出荷が中心です。春の訪れとともに、本格的なシーズンを迎え、物産館や市場にずらりと並びます。
甘みがあって歯ごたえのあるたけのこは、根元が太く砲弾型にとがっています。掘出しのたけのこだけでなく、水煮や干し筍、加工品など一年を通して味わうことができます。
きれいに手間暇かけて整備された竹林でないとおいしいたけのこは収穫できません。収穫時期以外にもさまざまな作業が行われています。
たけのこはタンパク質が豊富でビタミンやミネラル、食物繊維などを含んだ低カロリー食材として注目されています。