山鹿市農産物ガイド

山鹿市農産物ガイド

メロン・いちご・梨・ぶどう


メロン 期待を裏切らないおいしさがある。

恵まれた条件の下でメロン栽培が盛んです。代表的なアールスメロンは、ビニールハウスで栽培され、きめ細やかな管理の中、年間を通して出荷されています。その他にもホームラン、肥後グリーン、アンデス、イエローキングなどの種類があり、甘く香りの良いメロンが生産されています。
見た目も美しい贈答用の高級メロンから、やや形は良くないものの味はしっかりとしたリーズナブルなメロンまであり、特に春から初夏にかけて多くの品種が店頭に並びます。

最新鋭の選果システム

JA鹿本に出荷されたメロンは最新鋭の選果システムによって一玉ずつ丁寧に検査され、「夢大地かもと」の統一ブランドで全国に出荷されています。

メロンの主な品種


アールスメロン
果実は美しい球状をしており、果肉は鮮やかな黄緑色。果皮表面にはコルク質の美しい網目(ネット)を持つ。

ホームラン
小玉で表皮・果肉が共に白く、なめらかな口当たりが特徴のメロン。

肥後グリーンメロン
熊本県の「肥後」の名がついた果汁たっぷりのきめ細やかな果肉で、すっきりとした甘さが特徴。

いちご 個性ある品種と充実の加工品。

山鹿市は熊本県でも有数のいちごの産地であり、大玉で甘い新品種「ひのしずく」の栽培が盛んです。そのまま食べるものだけに安全安心に留意し、開花後は農薬を散布しないなど、消費者への気配りを行っています。
いちごは個性ある品種が揃っており、11月から5月まで出荷が続きます。加工品もさまざまあり、冬場の味覚の代表としての取り組みも行われています。

特産品いちごを売り出す

“いちご”を山鹿の特産として売り出そうと「あんずの丘」では「いちごフェア」が開催されています。そのままのいちごだけでなく、ジャムやアイス、ロールケーキ、タルトなど、数多くのいちご商品があります。

いちごの主な品種

ひのしずく
熊本県で誕生した品種。紅色の果皮は艶があり美しい。みずみずしい甘さと控えめの酸味が特徴。
紅ほっぺ
粒が大きく、果肉も赤くなるのが特徴。糖度が高く、甘みと共に適度な酸味がある。
さがほのか
酸味が少なく甘みが強い。果実は比較的大きめで、果肉は白い。

ひのしずく


紅ほっぺ

梨 秋の代表的なフルーツ。

梨は春に白い美しい花を咲かせ、7月から秋にかけて瑞々しい実が収穫されます。
山鹿の梨は昭和50年代より新植された園がほとんどです。栽培されている品種は「幸水」「豊水」を中心とした早生種が多く、栽培方法は、太陽の光を充分受けることで糖度が高くて食味も良い、無袋栽培を取り入れています。
最近では新しい品種で糖度が非常に高い、青梨の「秋麗」や大玉で食味の良い「あきづき」の栽培が盛んです。

白く可憐な梨の花

梨の木は春、4月頃に可憐な白い花を咲かせます。梨園が美しい花の園となり、ミツバチがあちこちで飛び交います。

梨の主な品種

豊水(ほうすい)
糖度が高いが、ほどよく酸味もある濃厚な味が特徴。(8月下旬)
秋麗(しゅうれい)
糖度が高く、爽やかな香りが特徴。(8月中旬)
あきづき
果肉がやわらかく、酸味を感じない食感が特徴。(8月下旬)
新高(にいたか)
他の品種に比べ大きく、果肉はかため。甘みは強い。(9月下旬)
新興(しんこう)
果肉がやわらかく酸味がある。保存性が良い。(10月上旬)
愛宕(あたご)
他の品種に比べ大きく、すっきりとした爽やかな甘さが特徴。(11月下旬)

幸水(こうすい)(7月下旬~8月上旬)
甘みがあり多汁で食感が良い品種。独特の風味がある。

ぶどう 食用だけでなくワインも注目

古くから巨峰やベリーAなどの品種が平坦部で露地栽培され、ビニール被覆による屋根かけ栽培が行われています。収穫時期は概ね8月から11月で、ぶどう狩りができる農園もあります。
近年では菊鹿地域でワイン専用品種のシャルドネやカベルネなどの品種が垣根方式とビニール被覆を合わせたレインカット方式で栽培され、世界で評価の高い「菊鹿ワイン」の原料となっています。

世界で金賞!!菊鹿ワイン

糖度の高い夜にぶどうを収穫して仕込む「菊鹿ナイトハーベスト2008」が、世界の白ワインの最優秀賞を受賞しました。国内でも数々の賞を受賞し、「菊鹿ワイン」は世界から注目されています。

ぶどうの主な品種

巨峰
大粒で味が濃厚。上品な香りが特徴で、贈答用としても人気が高い。
ベリーA
糖度が高く、バランスの良い酸味を持つ濃厚な味わいの品種。
シャルドネ
果皮が緑色で、白ワインの原料。菊鹿地域で契約栽培されている。

巨峰

シャルドネ